daily thinking running

86世代として日々想い、走る日々。

電王戦と大局観

将棋の電王戦、毎年楽しみに見ています。ドワンゴが光をあてた作品の中でも抜群の面白さです。

改めて将棋の面白さを語るのも野暮なので、大局観ついて感じたことを書きたい。

 

 

今回の電王戦では、電王戦への道ということで、75本の事前動画が挙げられていて、週末に一気見したのだけど、その中でプロの棋士がゲーム実況のように将棋の解説をしている動画が多数ある。

 
先日、はてなブログに引っ越されたid:toyamayusukeさんが登場されてて、将棋の初心者でもわかりやすいように、解説をしてくれていてとても面白かった。大局観みたいな話について何度か触れていて、そこが特に興味深かった。羽生さんの本は梅田さんとの対談をきっかけに色々と読んだんだけど、大局観については、概念は理解できても、実際の将棋でどういうことが起こるのかはイマイチピンときていなかった。
 
今回、初心者向けにわかりやすい解説をされていたことと、コンピュータ将棋特有の打ち回しから、これが棋士の大局観かという事に、気付くことができた、将棋をみてるのに将棋以外の勉強にもなって最高だった。
 
人間の強さとコンピュータの強さ、それぞれが色濃く出てくるのが大局観についての捉え方なんだと勝手に感じている。人類vsコンピュータと打ち出していて、大きく出たなーと思っていたものの、今回の75本の動画を見て、言い得て妙だなと判断を変えた次第です。
 
たぶん、分かりやすく書かれている羽生さんの本でも実感しきれないと思うので、大局観について理解したいときは、以下のURLから動画を見てみると良いと思う。本で説明できないことを動画にできている、ドワンゴと将棋連盟、プログラマーの人の近年稀に見るドキュメンタリー動画だと思います。
 

 sp.ch.nicovideo.jp