daily thinking running

86世代として日々想い、走る日々。

記憶装置を外部に持つために、はてなブックマークができること

娘からプールに行きたいと言われました。屋内で子供用のプールがある場所を探します。出来るだけ家から近く、車で行けるところを。見つかりました。こんな時、ページを忘れないようにするためにどうするのが良いでしょうか。

メールをしたり、妻にLINEしたり、Evernoteやメモなどに入れたり、カレンダーに予定を入れるような人がいると思います。慣れたやり方があるかたは多分それがイチバン最適だと思います。特にやり方もなくて困ってる、ページを開いたままにして消さないようにしている、そういう人いないでしょうか(うちの妻もそうでした)。

 

こういう時にこそ、はてなブックマーク使ってもらえないかなぁと思っています。改めて、どういうメリットが有るかなのですが、以下のように考えています。

  • アプリやPCでいつでも検索できる
  • 他の人も検索することが出来る
  • safariChromeなどでワンタッチで保存できる

検索すれば覚えておく必要もないですし、外部記憶装置として活用することができます。もっと整理したい場合は、タグなどを付けてみます。[京都子育て]といったタグを付けて、京都の子育て情報をまとめるというやり方もありますし、[プール]なんてタグを付けて行ってみたプールのログを残しておくのも良いかもしれません。「夏は子ども無料」「水泳キャップが必須」などメモのようなコメントを付けておくのも便利ですね。

 

はてなブックマークは、面白い記事と出会えるメディアとしての側面、多様なユーザーが面白い記事を選定しコメントするコミュニティの側面を持ちますが、合わせて記事を保存するというツールとしての側面が有ります。個人的には、マイブックマーク派ユーザーと心の中で呼んでいるのですが、このツールとしてのブックマークを積極的に活用しているユーザーは相当数いらっしゃいます。

そういった方の多くのモチベーションとして、自分がブックマークしたことで誰かに役に立つかもしれないということを良く伺います。誰かがブックマークしたページですから良い情報であることが高く、「京都 プール」などで検索した人がGoogleから記事を探す手間が少し楽になるかもしれません。自分の外部記憶装置が誰か他の人にとっての司書のような効用をもたらすのはとても面白い関係性だなぁと感じています。

 

最近目下の悩みは、スマートフォン時代になってこういったマイブックマーク派ユーザー、ツール利用ユーザーにどういった新しい機能を提供すべきかというお題です。先日のエントリに書いたような「あとで読む」はメディアとしての側面を強くサポートする機能であり、ツールとしての進化にはそこまでつながらないだろうと感じています。本やゲームなどそういったものをコレクション出来るようなデザインを考えるなども面白いと思いますが、ブックマークという行為とは少し別の話のようにも聞こえます。

サービスを運営するという側面で言えば、メディアやコミュニティはどうしても時代の移り変わりがあります。一方でツールとしての利便性を追求していけば、時代の移り変わりに耐えることも出来ると思います。はてなブックマークの次の10年という視点で言えば、ツールとしての使い勝手を劇的にあげていくことは非常に重要な1手だと感じています。

 

そこで最近は紙の辞書や電子辞書などの分析したり、ホテルのコンシェルジェや図書館の司書の方の本を読んだり、既に実現されている外部記憶装置から何か応用できるものはないか、と検討しています。またカレンダーアプリやメモアプリ、本棚アプリやToDoリストアプリなどの関係しそうな領域のアプリを使うことでインスピレーションが沸かないかと色々と唸っているところです。

まだどういった進化の方向性があるのか見えていないのですが、良いアイディアが出れば積極的にサービスに反映していければと思っています。劇的な進化をするようなアイディアを出すのには時間がかかるかもしれません。それまでは、まだまだもっと使いやすくしてくれ!ご要望を多くのユーザーの方に頂いているので今ある機能をもっともっと使いやすくしていくことを丁寧に進めていこうと思っています。

 

5/366