daily thinking running

86世代として日々想い、走る日々。

毎日、将棋の特集を眺めています

はてなブックマークのアプリを見るときは決まって家に帰ってご飯を食べた後です。総合の人気エントリーから新着に、政治と経済のカテゴリ、テクノロジーのカテゴリを見て、一息つきます。ちょっと仕事で疲れた時は、あまり真面目な気持ちで記事を読むこともできないので、サクッと読める暇つぶしの記事も観たいところです。

私にとって、それは大きく3つ。「サッカー」「ゲーム」「将棋」です。前職以来、出版関係の仕事に係ることも増え、暇つぶしの対象としてマンガ系のニュースを読むことができなくなってしまいました。それに変わって出てきたのが、将棋です。

 

将棋、もちろんルールは分かるのですが、全く指しません。戦法もなんとなくわかるだけなのですが、毎日記事を追っています。おそらく、大学時代に読んだ羽生善治さんと梅田望夫さんの本に影響された可能性が高いと思っています。棋士という人生や将棋の熱い勝負に歴史小説を読むような気持ちで触れているのかもしれません。

ちなみに、将棋の世界に毎日更新できるようなニュースはそこまで起きていないように見えますよね。実際は棋士の方のブログや有名な将棋関連の2chまとめ、将棋愛好家のブログなど、1日10−20件などニュースが出てきています。これを纏めて読もうとするとあまり良い手段がなく、はてなブックマークの特集が唯一と言っていいのかもしれません(私がソコまで業界に詳しくないだけで本当はあるかもしれませんが…)。

 

この将棋の特集に集まる記事の多くは、とあるユーザーの方がキッカケになっていることが多くあります。私自身、この方とは全く面識もなく、お会いしたこともないのですが、日夜精力的に将棋に関するブックマークをしていらしていて、すごいなぁといつも感謝しております。

実際に、はてなブックマークにはこのように0を1に変えるようなブックマークをして下さるユーザーが沢山いらっしゃるのではないかと気付かされたのもこの方がキッカケでした。10周年記念の機能として「特集」をリリース出来たのも、この方を代表する情熱を持ってブックマークされている方がいらしたことが大きかったと思っています。

 

はてなブックマークの特集はインタビューでも答えたとおり、ユーザーと一緒に作っていくことを目標としています。視点は弊社の編成担当が準備しますが、それを盛り上げ、更に拡大していくのはユーザーの皆さんと一緒にできないかと考えています。それに向けて特集機能もどんどん改善していきたいと思っています。

一緒に盛り上げていくというのはどういことか、少し例を上げて説明をさせてください。特集の前身となるサブカテゴリという機能が出たのは2014年でした。その時、意識していたのはW杯でサッカーが盛り上がるだろうということです。その頃はてなブックマークでは、サッカーについての記事は情熱を持ってブックマークして下さる人もいたのですが、まだまだマイナーなジャンルの1つという状況でした。そこで、W杯にあわせてサッカーのサブカテゴリを用意し、そういった情熱を持っているユーザーのブックマークを簡単にチェックできるようにしました。その結果、非常に人気の出たサブカテゴリになり、合わせてサッカーに関するブックマークはUSERS数が増え、記事の幅の広がっていったように思います(サッカー好きとして観測している範囲の感想です)。

これは最初に火を付けてくださったユーザーの熱意が、W杯という時代の流れもあり、周囲のユーザーに点火して、少しずつ広がっていったのだと思っています。この時、ユーザーの熱意が伝搬していく「進化する特集」というはてなブックマークならではの可能性を強く感じました。特集機能は、まだまだ目指している機能としては道半ばですし、もっともっと改善していきたいと思っています。

 

新しいはてなブックマークでは、特集が見やすいデザインになっています。ぜひ一度除いてみてください。

 

6/366