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86世代として日々想い、走る日々。

面白いブログを見つけたら、URL検索・あわせて読みたいを使うようにする

右上の検索バーにURLのドメインサブドメイン)部分を入れると、そのドメインサブドメインでブックマークされた記事が表示されることはご存じですか。また多くの場合、URLが表示されている箇所をクリックすると、同様にURL検索の結果に飛ぶようになっています。

 

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これと同じような機能をアプリで実現しようとすると、PCほど簡単にURLのコピー&ペーストがしにくいため、UIや挙動を悩んでいます。そこで、少し近い機能として、「あわせて読みたい」という機能を提供しています。この機能では、昨年改善した関連する記事を表示するレコメンドに加えて、同じサイトの別のエントリーとして、上記のURL検索の結果が返るようになっています。

 

個人的によく利用するシーンは、初めて読んだ媒体やブログで、他に面白い記事がないかを探す時に利用しています。まさにブログが始まったばかりではない限り、新しく見つけた媒体は同じように面白い記事を書いていることが多くあります。もし、それがはてなブログだった場合でかつ、はてなIDで既にアプリにログインしている場合は、読者になるボタンから簡単に購読することもできます。

実際は、はてなブログ以外にもたくさん面白いメディアやブログはあるので、はてなブックマークとして今後予定しているRSS機能によってそこをサポートしていきたいと考えています。RSSという機能で実現したいことの1つは、こういった記事との出会いをできるだけ媒体や著者との出会いに拡大する取り組みです。

 

はてなブックマークのようなソーシャルブックマークサービスや多くのニュースアプリの課題として、一度記事を見ることはあっても、継続的にその媒体や著者をフォローするようにならないというものがあると感じています。FacebookTwitterなどではフォローする機能が実現されていますし、そこで情報をフォローしている人も多くいるため、RSSの担う一部機能はそういったSNSが代替した状況だと思います。

一方で私自身はずっとRSSリーダーを愛用していますが、SNSでうまく代替できると感じていません。もちろん、RSSの各種フィードを移行させる手間という課題が有ります。加えて、コミュニケーション要素があるSNSとじっくりと記事を読みたいという個人的な要素の強いRSSの食合せがどうしても悪いと感じています。実際に同様に感じている人が多くいるためRSSリーダーとして全世界では、Feedlyとinoreaderが今も成長を続けています(ともに、数千万の会員数を誇るサービスです)。

 

こういった個人的な思いや競合サービスの成長を見て、RSSリーダーは一時的なブームではなく将来的にも残り続ける価値があるサービスなのではないかと感じるようになりました。そして、それは書き手や媒体に対するリスペクトというのが背景として大きいように思います。

インターネットメディアは、一度記事を読んでもらったユーザーに継続して接点を持つことが難しくなっていると思います。書き手に対するリスペクトという根源的な価値があるからこそ、こういった課題に対して、真摯に向き合って課題を解決していきたいと思っています。また1人のユーザーとして、面白いと思った書き手については、URL検索やあわせて読みたいを活用して、他の記事も読むようにしています。面白い記事を読んだユーザーとして、面白い記事を書いてくれた著者に対するリスペクトを持って、他の記事も読んで見る(もし本などあれば本なども買ってみる)、そういった行動を大事にしていきたいと思います。今後もそういう記事との出会いを著者との出会いに拡大できるような取り組みを、イチ開発者として意識していきたいと思います。

 

アプリでは、コメントをみるボタンを押し、タブを切り替えるとあわせて読みたいを表示できるようになっています。ぜひ活用してみてください。

 

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