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daily thinking running

はてなのプロデューサー(86世代)として日々想い、走る日々。

10年続いているサービスだからこそ改めて既存機能を改善する

86世代の気づき

10年サービスが続くと、10年の中で成長の踊り場を迎えることが有ります。それに合わせて新しいことを行って、持続的な成長を進めるということが求められていきます。また同様のサービスを行っている競合に対して、マーケティング面でも負けないために新機能を開発することは強く求められていることの1つです。

その考え方自体にも共感しますし、地道な改善だけではプラスマイナスゼロという局面にいたることも多くあると感じています。ただ、10年という年月によって、基本としてきた機能に改善が求められることも増えてくると思っています。昨年はそれもあって、新機能だけではなく、既存機能の改善にも注力しました。

b.hatena.ne.jp

 

一番わかり易いのは、スマートフォンなどのユーザーの環境変化に追従することです。はてなブックマークはここ2年で急ピッチで対応を進めました。実際はギリギリなタイミングだったと思いますが、なんとか間に合ったかなというのが実感です。

また他社サービスと連携していく中で、積極的に新規サービスを活用していくということも考えられます。Googleログインに対応したり、Pocketさんなどの新しいサービスに対応したり。

加えて、新しい技術を積極的に導入していくことも上げられます。はてなブックマークでは、検索関連のミドルウェアとして注目の集まるElasticSearchについて、2014年8月に国内他社に先行して導入を進めました。2015年に実現されたアルゴリズム関連の改善はこのElasticSearchの導入があったからと言っても過言ではありません。積極的に先進的な技術を導入し、それを扱える分野のメンバーを補充し、既存機能を1つ上の水準に上げることを目指しました。

 

こういったかたちで、多くの背景があって、既存機能の改善をすることがあります。既存機能は既に多くの機能が実現されているがために慣れがあり、不満は押し込められ、利用方法さえも不満を抱えながら最適化されていくことがあります。

つい先日、スマートフォンWeb版でブックマークのコメントエリアを大きくするリリースを行いました。これは多くのユーザーの皆さんにご評価いただき、ありがたいことにブログを書いていただいた方もいらしました。その際にコメントの文字数を表示して欲しいといったご要望も頂き、それもすぐに対応させていただきました。

 

僕らとしては、対応に時間がかかり非常に申し訳なかった部分なのですが、対応することで不満に感じていたユーザーの皆さんの声を確認でき、また新しい要望を頂くなど、チームとしては遅くなったとしても対応をしてよかったという風に感じておりました。

既存機能の改善は、長らく放置されていつのまにか風化してしまうタスクもあると思います。ただ、その先には我慢されているユーザー、不満を抱えながら使ってくださっているユーザーがいることを改めて大事にしていきたいと思っています。どんなに遅くとも既存機能が抱える課題に向き合い続ける、長く続くサービスだからこそしっかりと意識していきたいと思います。

 

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