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daily thinking running

はてなのプロデューサー(86世代)として日々想い、走る日々。

アプリの要望を見ていくと、期待される質の違いを感じる

はてなブックマークアプリの要望をみていくと、明らかにアプリとWebサービスでユーザーが期待しているところが異なり、アプリ開発とWebサービスの開発に違いがあるなと感じることがあります。アプリ開発は、ソフトウェア開発とWebサービス開発の両側面を持っており、Webサービスとしては上がってこない、ソフトウェアとして、具体的なインタラクション(表現、挙動など)を要望で頂くことが有ります。

分かりやすいのは「◯◯でスワイプして戻れるようになってほしい」というものです。その他にも「◯◯をタッチできるようにして導線をつないで欲しい」というものもアプリで多く要望をいただく一方で、webではあまり要望を貰わないものです。こういったアプリに対するユーザーの要望がWebとは違うものがあるため、それを見越した開発体制や開発フローを取る必要があります。

もちろん、企画を考える時の方法も異なりますし、なによりもデザインの仕方は大きく異なっているように思います。上がってきた実装をチェックする際も、ユーザー目線を意識してチェックしているので、必然的にアプリユーザーの視点でチェックしていきます。こういった違いに慣れるまで、個人的な感覚として半年程度かかったように思います。もちろん、Webサービスも同時並行的に進めているからこそ、慣れるまでに時間がかかったり、プロデューサーやディレクターを兼務していることなど個人的な事情はあると思います。

 

Webサービスでも、たった1ピクセル場所をずらすだけでクリックに大きな変化は生まれますが、その場合は「視認」というものがキーワードで、ユーザーが視認できているかどうかが非常に重要な企画ポイントです。一方でアプリについては、視認に加えて、その「動作の快適性(押しやすいか、片手でできるかなど)」も必要になっていきます。

「視認」も「動作の快適性」も有限のリソースを出来る限り優先順位をつけつつ最適配置していくということになります。ボタンを増やせば増やすだけ使いにくくなっていくため、機能を追加しないという勇気も必要です。特定のシチュエーションでは便利になるが、特定のシチュエーションでは不便になる、こういいった形で機能同士で場所を取り合う、そういった状況になりがちです。

それを防ぐために、デザイナーと企画コンセプト段階でがっつり話し込んではてなブックマークアプリは作られました。特にこの後予定している拡張を意識してコンセプトは固めたため、アプリのUI・情報設計は拡張後のコンセプトを前提にされています。それは非常に挑戦的な取り組みですし、継続的に開発していくことへの意思表示やユーザーの納得が必要だと考えていました。それもあって継続的な情報発信、ユーザーの問い合わせへの積極的な対応、そういった取り組みにも注力をしています。こういった部分もアプリならではの質の違いだなと感じています。

 

アプリユーザーの目線に立って、どんどん改善をしていこうと思っています。ぜひご利用下さい。

b.hatena.ne.jp

 

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