daily thinking running

はてなのプロデューサー(86世代)として日々想い、走る日々。

レコメンドはサービスを革新させる機能としてうまく提供してみたい

一昨日から続いているレコメンド関連の企画についての続きです。今日で終わりの予定です。明日からは使っていますかシリーズに戻りたいと思っています。

 

はてなブックマークというサービスから見た時に、レコメンド機能について「潜在的なニーズがあるが、課題も潜在的なものである」「そもそもニーズはない」のいずれかであると考えていると書きました。レコメンド機能で大きくサービスを確信させたNetflixは勇気を持って、レコメンド機能を提供したと考えています。

というのも、実際、このレベルになってきた場合、投資に対してリターンがえられるかどうかについては、確証がない状態で進めていかざるを得ないからです。なんらかの形で正しい分析をしたとしても、ニーズも課題も潜在的な場合は、そもそもニーズはないことを、誤りであることを証明できません。結局は、そこにはサービスとしてのビジョンや美学が有り、ユーザーに対して能動的に提供したい価値が有るかという部分にかかっていると思います。

 

これまでのはてなブックマークにおいて企画されてきたレコメンド機能とそれから提供できる機能については、ユーザーに提供したい価値が明確に存在しなかったと考えています。もちろん、記事に興味があるユーザーが観たい時に関係する記事を提案するというレコメンド機能は既に提供していますし、基本的な機能の1つだと思います。ただ、これによってNetflixのようにサービスが革新するということもないように思っています。

そこで、ユーザーが欲しかったものはこれだ、この機能がはてなブックマークには足りていなかったと感じてもらえるような機能になるようにレコメンド機能を検討し続けています。「潜在的なニーズがあるが、課題も潜在的なものである」という場合の分水嶺は、課題をうまく設定できるかにかかっています。ここが適切に設定できれば、ニーズが生まれますし、設定できなければニーズはなかったと終わってしまいます。しかも難しいことにここは、単純な機能の有無といった部分だけではなく、ダサい・格好いい・使い勝手が良いといった感覚的な要素も入ってくるため、非常に判断が難しいところです。

 

長々と書いてきましたが、レコメンド機能については少し課題が見えつつある状態です。はてなブックマークの目指すビジョンを固め、サービスの方向性を決め、進むべきステップを決めていく中で、足りていなかった部分、僕らが提供者としてユーザーの課題に真摯に向き合いたかった部分について、レコメンド機能によってうまく解決できるのではないかと感じ始めています。この感覚が持続するかどうかは不透明ですし、いつかまたレコメンド機能とは別の機能を思いつくかもしれませんが、ひとまずこの感覚を大事に企画まで固めていきたいと思っています。

はてなでは、レコメンド機能について上記のような議論を楽しんで貰えるメンバーの応募をお待ちしております。

hatenacorp.jp

 

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