daily thinking running

86世代として日々想い、走る日々。

毎月のリリースにテーマを作る

ユーザーの皆さんには明確に公開していないのですが、1,2ヶ月位のサイクルでリリースする機能にテーマを設けています。それはアプリの成長のステップ上で必要といった背景などもあるのですが、多くの場合は当該期間で実験したい内容がテーマになります。それはプロダクト自体の機能だけではなく、マーケティングなど含めてのテーマとして取り組んでいます。

当たり前ですが、機能を作ってもユーザーに届かないと意味がありません。特に既存のユーザー、もしくは非常に近いユーザー、たとえばアプリにとってのWebユーザーのような距離感のユーザー以外の新規のユーザーについては、しっかりと策を練らないと増加していかない状況でも有ります。なので、機能とマーケティングを結びつけて、定着するユーザーを増やしていく、ユーザーの回遊を増やしていく、それがプロダクトを担当するディレクターとして大事にしている目線です。

 

たとえば、関心ワードのリニューアルとPressoのリニューアル、Kindleのプレゼントキャンペーンなどは1つのテーマで取り組んだものになります。他にも、Androidの毎週リリースとAmpの先行対応なども1つのテーマです。最近では、カラースター対応、スターキャンペーン、この後予定しているいくつかの機能が1つのテーマで取り組んでいるものだったりします。

こういったレベルでテーマをどんどんと変えていくとユーザーの反応からの改善が間に合わない新機能も出てきます。新機能と既存機能の改善は、リソースが限られている範囲では優先度を決めて順番をつけていかなければいけません。その結果、テーマから外れた機能は遅れての改善となってしまうときが有ります。マーケティング的に盛り上げた後に、定着してもらったユーザーの満足度を維持し、できれば高めたいそういう取り組みもしていきたいと思っています。が、現状はまだそのリソースを確保できているという状況ではないため、次のフェーズの課題です。

人を増やしていくことでついつい新機能を作りたくなるものですが、本来的には人を増やしていくことで、新機能を出した後の完成度を上げていく、平行して新機能を出していく、こういうレベルの体制にしていきたいと思っています。もう少しでそういった体制も現実的になってくると思っています。ご期待ください。

 

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