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86世代として日々想い、走る日々。

里帰り出産のメリットとデメリットについて

今日、妻が実家に帰りました

前回、初出産だった時も妻の実家である長崎にて、里帰り出産をした。妻も私も実家と離れて暮らしており、飛行機や新幹線がないと帰れない。そうなると、実家に帰って出産を行う、里帰り出産が必ず選択肢として出てくる。里帰り出産はいくつかメリットがあるが、デメリットもなくはないので旦那目線で里帰り出産のメリット・デメリットを残しておこうと想う。ちなみに、1回目、2回目ともに里帰り出産になっているわけなので、メリットが大きいという話ではある。

 

初産における里帰り出産の場合のメリット・デメリット

初産は、旦那の立場からも初めての体験が多く、妻の体調や気分が月々に変容していくことにうまく適合できないことも多いと想う。それ以上に妻が精神的にも肉体的にも大変なので、不適合ではすまされないわけなのであるが、旦那の仕事が忙しいと妻が頑張るしか無いケースもある。そこで、特にどのタイミングが大変かとなると、悪阻(つわり※出産期で読めるようになる)が1番で、ついで6、7ヶ月目の仕事もしつつ体も辛くという時期が2番、出産最終期はその次あたりだと想う。

里帰り出産の多くは、いわゆす産休(だいたい予定日の2ヶ月前)のタイミングで里帰りすることになるので、出産最終期にあたる。この時期は、体調や精神的には安定しているが、いつ生まれるか分からないということもあり、最終1ヶ月になると飛行機などに載るには医師の許可が必要になる。赤ちゃんがお腹を蹴りだしていて、旦那側も子どもの命を感じられて、夫婦ともにいよいよという気持ちになっている頃である。

 

初産における最大のメリットは、初めての出産という不安が和らぐということにある。旦那の仕事が忙しいと、産休に入っても家事は休めないというケースが結構あると思う。出産間近の妊婦にとっては、洗濯・掃除などの家事は重労働に感じられるし、出産に向けてどういうキッカケで生まれてくるのかという不安などで、できれば安静に寝ていたいはずである。そういう意味では、実家に帰り実親に家事などをお願いできるのは、精神的な安寧をもたらしているはずだ。

 

一方でデメリットは、出産の立会に間に合わない可能性があることだろう。やはり里帰り出産の場合、飛行機や新幹線などの移動時間中に生まれてしまう可能性もある。飛行機で行く場合、最悪の場合はフライトがなくなってしまい、翌朝まで待つなどの可能性もある。もちろん、予定日を中心に有給などを取る方法はあるが、個人的にはその有給は出産後に使ったほうが有意義に思うし、出産日が伸びたりするリスクは高い。また、新幹線などはいつでも交通費が変わらないが、飛行機は産気づいたのに合わせてチケットを取るのは、高い交通費になる(マイル特典での購入がおすすめ)。

よく言われるデメリットとして、離れた土地で婦人科に通い直す必要がある点は、正直あまりデメリットを感じなかった。田舎の婦人科は医者数も多くないので、地元の知人に聞けば良し悪しもわかるし、基本的に婦人科のお医者さんは良い人が多いので当たりなことが多い。

 

ということで、里帰りであろうとなかろうと、立会できない可能性はあるので、初産に関しては、可能なら里帰り出産することをおすすめする。

 

2回目の里帰り出産は、保育園との兼ね合いがポイントに

2回目は様々な観点から里帰り出産するか否かを妻と一緒に悩んだ。メリットに関しては、初産同様に不安を和らげる効果は間違いない。一度、出産を経験したことで、里帰り先のお医者さんに関する不安はない。では、何を悩む必要があっただろうか。

 

1番は長女の保育園をどうするかである。東京は、待機児童で溢れかえっており、保育園に入るための保活と言われるようにな活動もあるらしい。そのため、どの保育園も限界まで園児を受け入れている。つまり、限界まで受け入れているのに、里帰り出産に長女がついていくことで、保育園に一定期間、空きができるわけである。

そのため、待機している母たちに対して説明するためにも、基本的に休園は2ヶ月程度と定められていることが多い。前述のとおり、里帰り出産は産休に入るタイミングからいくことがおおく、もし仮にこれがギリギリで行く場合は、医者の許可が必要になるため、最大でも前後1ヶ月ずつしか里帰りできないことになる。

ここで、議論が生まれるのである。出産後1ヶ月では、体力が回復しておらず、娘二人と家事を行うことの負担に対して、妻は不安を覚える。とはいえ、保育園を退園することは出来ないので、1ヶ月超えることもできない。ということで、東京の病院も探して、具体的に比較をしてみようという話になった。

 

長崎の方が東京よりも出産費用が20万円ほど安い

そこで、驚愕したのであるが東京(世田谷区)の病院は、長崎で有無より20万円ほど高く、しかもサービスが悪い。長崎はすごいきれいな助産院なのだが、出産後に1週間ほど個室で家族3人で暮らすことができて42万の出産一時金(全員支給の国の補助)の範囲内である。

一方で、東京は有無だけでも50万円かかり、更に出産後3日以上入院する場合は別途費用が必要で、個室にするのも費用、家族が泊まるにも費用(止まれない場合もある)、、、。長崎と同じサービスを受けようとすると、安いところ(汚い)で60万円、高いところで80−100万円かかることがわかったのである。こうなると、長崎で産むほうが優れたサービスを安価で受けれるわけで地方のほうが都心よりも優れている良い例だなと思った。

 

2回目も里帰り出産に決めたのはお金がポイントでした

そこまで調べた上で、保育園に関しての対策方法が発覚した。保育園は「連続で」休めるのが2ヶ月であるとのことで、2ヶ月休んで1日登園すれば、また更に2ヶ月休むことができるかもとのこと。それであれば、大人2往復分の飛行機代で済むわけで東京で出産するよりもコストは安い。

そうなると地方で出産することのメリットと里帰りであることのメリットがデメリットを上まったと判断して、長崎の助産院に予約を入れた。その後、旦那の転職と引越し、それに伴う妻の退職、娘の退園となったため、上記の悩みは特に悩む必要がなくなった。

2回目の里帰り出産の最大のデメリットは、愛娘(長女)と3ヶ月も離れて暮らすこと・・・。ただこの時代は、FaceTimeもあるし、SkypeやLINEといった手段もあるので少しは和らげる方法がある。娘はケロッとしていて少しさみしい気持ちにもなるのはご愛嬌。

 

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27歳という段階で2回、出産を経験していることは周りと比べても、やや早めなことが多い。今後、多くの友人が出産を経験するなら、こういうネタは参考になると思うので、書いておこうと思った。ただ、妊娠期を通して妻は母になるが、出産しないと旦那は父にならないので、こういうのは出産前には特に意味のないことかもしれないけれど。