daily thinking running

86世代として日々想い、走る日々。

見えない不快が体力を削る話

今週のプロフェッショナルが神奈川本牧港という、日本で最もコンテナの多い港のコンテナクレーンの人の話ですごい面白かった。コンテナは積み重ねることが前提になっているから、それをクレーンで行う人の話だった。

一番、示唆的だったのは、安全を守るのは一人前で、静かに手間なく積み込みできて一流という話だった。自分の仕事にミスが無いのは当たり前で、如何に他人の仕事に悪い影響を出さないようにするか、という話だった。

翻って考えると、エンジニアやクリエイターにとって、やりやすい環境作りというものが、仕事の不快感が減って体力の減りが少なくなることに繋がるのだと改めて理解した。開発環境や業務フローを抜本的に変更することで、実際に工数を減らすなどの効果があることは間違いないけど、成長させようとしたり、再成長フェーズで新規機能優先になると中々、優先度が上がらない。
一方で、最近ボトルネックになっているところをメンバーに出してもらうのを毎週やっていて、精神的に不快になっているものを出来るだけ減らしていく取り組みを試行している。仕事の仕方やちょっとしたメンバー間の主義の違いなどで、不快感を感じて体力や業務が効率的に行えないことは多くあると思う。レビュー時のコメントの書き方やタスク管理ツールの記載方法などは、答えがないので目的を明確にして指針を立てたりするなど、メンバー間で納得できて不快にならないようにしている。
業務フローを抜本的に変えることは、不快感が高まる場合もあって、理念や概念としては理想的な働き方でもメンバーによっては不快感があるなどは良くある話。そう考えると既存の業務フローで頻出するプロセスの中で、不快感を減らす方法を検討して見るのも手かなと最近は考えている。

コンテナを一日300回ガシャンガシャンと置くくらいなら、300回カチッとおいてくれたら、疲れが全然違う。という、プロフェッショナルの言葉は、なかなかに重い意味がある話だと感じました。

はてなブログスマホで書いてみたくなったので、実験も兼ねてアプリで投稿。