daily thinking running

86世代として日々想い、走る日々。

新しい年代やはてなブックマークにおける新しい世代に向けた企画をどう作るべきか

チームのSlackで会話になったことです。若いユーザー、特に自分とは10歳近く離れたユーザーがどういったサービスを活用しているのかというが気になっています。職種の近いなどはリーチする方法が社内にあるので良いのですが、どうしても学生とは距離があり、企画をするのが難しいなと感じています。

勿論ヒアリングやユーザーインタビュー、実際に出た時の反応を見るなどもあるのですが、そもそも企画の種になるようなキッカケが不足しているような感じです。はてなブックマークソーシャルブックマークサービスなのでそこで活用しているメインユーザーの属性や関心に話題の中心が引っ張られる傾向があります。また絶対的な数字としてのブックマーク数も傾向としてはその話題の中心に引っ張られやすい傾向があります。なので、人気エントリーを軸にした体験づくりをしていると、その話題から無関係なユーザーにとって、興味のないサービスになっていく可能性があります。一方で、無自覚に話題を広げていく、ユーザー層を広げていくことは結果として混沌としたページになっていく可能性も同様にあると感じています。そのため、どういった形で、新しい年代やはてなブックマークにおける新しい世代に向けた企画を作るべきかというのは常に悩ましいことです。

 

大きな大きな方向性として、出来る限り多様な情報と向き合い、それぞれについて自分なりに考えてもらうというのがはてなブックマークの方針だと考えています。数多くあるもののなかから高い精度で抽出するというのも勿論頑張るのですが、多様な情報の中で偶然出会うことの重要性は常に意識しています。そういう意味では、従来のユーザーとは違った発想や考え方をもつ新しいユーザーが入ってきた時に、その情報と適切な距離が取れることは重要だと考えています。また、新しいユーザーにとってのはてなブックマークが排他的ではないことも大事だと思っています。でも、はてなブックマークには億単位のブックマークがあり、その中で自分にあった記事を見つけることは非常に大変です。ここをもう少し初めての人にとってもとっかかりやすい機能に出来ないか、人気エントリーだけではない部分でのフォローが出来ないかと考えています。

その1つが関心エントリーです。自分自身の関心にあった記事が表示されます。またその1つがマイホットエントリーです。Twitterなどの情報を含めてそれぞれのユーザーに合わせて記事をお届けします。さらに新しい機能も提供したいと考えています、

 

僕自身の考える多様であるべきというのは、個人としての思いが非常に入っているのですが、でもユーザーの皆さんの共感を得られなければそこは変化していけば良いと思っています。多様であるということは、判断基準は様々であり、それぞれの基準に対して寛容的であり、批判的であり、そして興味を持ち続けることであると考えています。時に感情的で良いと思いますし、常に論理的であることは疲れるだろうなと思うことは有ります。でも、感情的だったなと思ったら、次は論理的にすれば良いだけですし、自分自身の振る舞い方も多様であって良いのではと思っています。多様であるということは、常に未来を見据えて、次のタイミングのことについて自由に振る舞うことだとおもいます。レッテルや過去の行いよりも、目の前にある事象について論理的に自分なりに考えること、それを大事にできるように、企画をしていきたいと思っています。

 

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