daily thinking running

86世代として日々想い、走る日々。

Web漫画サイトにはスコッパーはいる。でも、インフルエンサーはいない。

洗濯機を回している時間が毎日あって、その時間は寝てはいけないので、オフになりきれない時間になっています。なので、その時間にブログを書くといいのではないかと気づいた最近です。

 

一昨日、こんな記事を書きました。

jusei.hatenablog.com

 

こんな記事を書くくらいなので、Web漫画サイトの運営として色んなサイトに深く関わっています。そんな中で、色んなサイトさんに一番初めに聞かれることが多いのが、インフルエンサーっているんですか?という質問。この人やこのサイトに見つけてもらったら話題になるような人っているんですか?という意味だと理解しています。アメトークで〇〇芸人やったら受けますよねみたいな必殺技を探していますという話なんだろうと思いながら、いつも「いません」という話をしています。

 

一方で、「スコッパーはいます」という話をします。スコッパーはweb小説発祥だと思うのですが、いろんな作品を読んで、その中で自分がオモシロイと思った作品を一言紹介を書いてくれる人々のことです。例です。

 

 

 

印象に残ってるTweetがたまたま同じ人でしたね。これだけをみて、中野さんをインフルエンサーって言うのは違うと思っていて、この人は色んな作品を読んで沢山紹介しています。その中で大きな話題を生むものがあるという状況に見えます。中野さんに限らず、同じような方が実際、沢山ますよね。はてなブックマークの中でもいっぱいいると思います。

 

もちろん、お一人お一人に名前もIDもあるのだけど、でも、私はこの人達を「名前が先にあって、話題を作っているインフルエンサー」と分けてスコッパーと呼びたい。情熱があって、紹介したい衝動があって(いや、実際知らないのでほとんど妄想です)、話題を生んでる人々、それがスコッパーさんたちだと思っています。

 

 

ちなみに、決してマンガをたくさん読んでスコップしている人ばかりではなく、案外話題になるようなTweetは、読者さんの一個人の純粋な感想からきてることが多いと思っています。これは僕もわかるーと思っていた回だったのでついついRTしたくなりました。もちろん話題になっていないTweetのなかでも印象に残ってるTweetもたくさんあります。

 

 

今年では上記のツイートが一番自分に刺さりました。実際読んでみて、めちゃくちゃ面白い回で、本当にスコップしてくれてありがとう・・・ありがとうございます!となっていました。

 

インフルエンサーとスコッパーの違い、分かるようでよく分からないみたいなところありますよね。で、自分なりに整理してみたのが

 

  • インフルエンサーは名前やブランド、その人の考え方に共感があり、その結果、言動に影響を受ける人が多い
  • スコッパーは、スコップした作品とその感想に共感があり、その結果、同じような感想を持つ人が多い

 

という違いです。インフルエンサーを中心に広がっていくのに対して、スコッパーは共感を生み出し、横に広がっていくようなそういう広がりがあるイメージです。なので、スコッパーさん発の盛り上がりって、私も私もって感想を上げてくれる人が増えていき、スコッパーさんのTweet以外にも沢山のRTを持つTweetが増えていくことが多いです。K2のときは、思い思いにみなさんがK2の思い出を語っていたように思います。

 

このスコッパーさんが良い感想をいうためのもう1つの材料が、WEBですぐ読めることだと思うんですね。スコッパーさんの感想を踏まえて、自分も漫画を読んで見る、あー同じ感想だったわー、せっかく自分もスコッパーさんみたいにこの感動を周りに届けたいなー。こういうつながりのためには、「その場ですぐ読める必要がある」と思うんです。

 

なんならもっと繊細な感情があって、TwitterしているときはTwitterしているじゃないですか?なので、Twitterからリンク開いたらアプリDLしてほしいとか、アプリが開いたりしたら、Tweetする気なくなると思うんですよね。アプリはやっぱり便利なんですけど、Tweetするために便利になってるのではなくて、集中して漫画を読むために便利になってるんです。なので、理想的な作品の出会いは、スコッパーさんのTweetでマンガを「すぐWebで読んで」、その後「感想をシェア」し、「アプリをDLして最新話まで追いつく」のハズなんです。

 

ジャンプ+とサンデーうぇぶりはオリジナル作品が初回だけ全話無料なので、最新話まで追いつけるんですよね。

 

もちろん、ユーザーの状況によっては、アプリをDLしたりするほどの時間がないかもしれないけど、感動したことをRTやいいね、ちょっとしたコメントで紹介することはできる時間がある人って多いはずなんです(マンガ読んでるからには)。なので、このスコッパーさんから広がる共感の輪みたいなのをつなぐためにWeb漫画サイトがあるといっても過言ではないと思っています。こういったスコッパーさんたちの情熱がちゃんといろんな人々につながっていくのを見ることができると、GigaViewerを作ってよかったなと感慨にふけったりします。

 

僕らのビューワーはRSSをいれているのですが、作品のトップページはありません。ビューワーでもあるのですが、それ以上に雑誌のサイトなので、作品だけではなく雑誌を追ってほしい、そういう思想がその中にはあります。ただ、スコッパーさんが沢山の作品を追うのの手間もなくしたいという気持ちもあり、それが作品のトップページはないけどRSSはあるというある意味矛盾した形で実現しています。この形式が本当にベストなのかはずっと悩んでいますし、たとえば、作者さんの新作を追いやすいGigaViewer横断の作者ページなどがあるのも面白いのではないか?と考えたりすることもあります。でも、それ以上にまずは雑誌サイトを盛り上げることに注力していくべき、もっともっとやれることはあるといった風に考えています。

 

先日のエントリーでは、すこし自分たちの作った、作ってきたGigaViewerがあるからこそ、Web漫画サイトが盛り上がっているぞ!みたいなことを書いてしまいました。正直な気持ちを書くと、GigaViewer以上にスコッパーさんたちがこの数年、特にこの1,2年のWebマンガの盛り上がりを作ってくださってると思うので、一昨日の記事は言いすぎだったなーと反省したので、感謝を込めてスコッパーさんのお話を書いてみました。いつも本当にありがたいと思っています。きっと僕らだけではなく、作家さんも編集さんも喜んでる方多いと思っています。

 

これからもぜひ沢山のWeb漫画サイトをみって発掘して、共感を生み出していてもらえると嬉しいです。あとぜひ巡回サイトに最近の弊社の開発した2サイトも見ていってください。めちゃくちゃいい作品置いています。

 

www.sunday-webry.com

 

feelweb.jp

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はてなブログ10周年がいいきっかけになったので、今後も少しずつ、洗濯機を待っている間に記事を書いていきたいなと思っています。

hatenablog.com


 

 

Webマンガサイトだからこそ新人賞作品を広めたい、サンデーうぇぶりWeb版を担当して。

www.sunday-webry.com

 

16例目になるそうです。サイト作りを担当する中で、サイトをどう盛り上げてユーザーを増やしていくかということのご提案をたくさんします。ただ最近、なんのためにサイトを盛り上げるべきと考えているのかを考える機会が多くあります。

 

漫画サイトは月間100万ユーザーを超えるサイトが数多くあり、数百万ユーザーを抱えるサイトも珍しくありません。その多くは人気作品が読まれているのは事実ですが、実は新人賞の受賞作や新人の方の読み切り、デビュー連載などもたくさん読まれています。たぶん、この数字は皆さんの想像よりもかなーり多い数字です。

 

GigaViewerを作って4年経ちましたが、その当初からかかげていることに、紙の雑誌が実現していた機能の多くをWebサイトを通して実現したいということがあります。その中核が新人発掘機能です。新人さんの読み切りや連載が読まれ、一晩でBUZZになり100万を超える読者が楽しむ。そうすれば、紙の雑誌で実現できなかったことがWebだからこそできるようなったと言えるんではないか、そう思って4年経ちました。

 

私の見ている限り、10万、30万、50万、100万といった規模で新人漫画家さんの作品が読まれる機会はどんどん増えています。これはGigaViewer以降にそれだけWebで新人漫画家さんの作品を載せてるサイトが増えているからと思っています。ただ、嬉しいことに、それ以上に効果を生み出してくれているのが、僕らのViewerを活用して読んでくれている読者の皆さんの発掘・布教活動です。

 

少年ジャンプ+[B!]人気記事・評価 - はてなブックマーク

コミックDAYS[B!]人気記事・評価 - はてなブックマーク

 

はてなブックマークではこの2サイトが圧倒的な2トップと言える状況ですが、Twitterをみれば、バンチさん、アクションさんだって負けていません。

 

くらげバンチ

webアクション|知りたい世界。

 

僕たちのビューワーを導入頂いている多くの編集部さんが新人さんのデビューに心血を注がれています。それと同時に、その作品を読んでくれる沢山のスコッパーの方々がいます。これは4年前GigaViewerを作ったときに実現したいと思っていた光景です。ただ、少しだけまだ心残りがありました。

 

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そうです、サンデーうぇぶりです。新世代サンデー賞の作品見てください、画力めちゃくちゃすごいですよ。うぇぶり新人賞の作品、話の作りがライトでポップで、僕らが知ってるサンデーなんです。絵がうまいのもサンデー、ポップで気持ちが軽くなるのがサンデー。僕がずっと好きな漫画の烈火の炎、あおい坂、ガンバFLYHIGH!、フリーレン、そして一番好きなサッカー漫画のファンタジスタも、サンデーの冠を背負った編集部で育った方なんだと思うんです。

 

つまり、サンデーうぇぶりを通して出てくる新人さんは、めちゃくちゃ期待の新人さんだと思っていて、そして期待に違わぬ面白い作品がいっぱいあるんです。これがあんまり気づかれてない!もったいなすぎる!とずっっと感じていました。たぶん2年位感じていました。

 

やっとこの気持にケリを付けて、サンデーうぇぶりのめっちゃ面白い新人賞作品、新連載、読み切り読もうよ!って声高に言えるようになりました。

 

www.sunday-webry.com

 

www.sunday-webry.com

 

僕の好みだったのはこの2作品、めっちゃ面白いし、やっぱり絵がグッときます。サンデー作品は昔から絵に引き込まれていました。未だに表紙やシーンが目に浮かぶ作品がいっぱいあります。これからサンデーうぇぶりの作品はどんどんTwitterを賑やかしていくと思います、それくらい面白い作品いっぱいありますし、いっぱい出てくると思います。ジャンプ+がバズった翌日に、サンデーうぇぶりが超弩級の新人賞作品を飛ばしてくる。昔、学校でジャンプ、マガジン、サンデー、チャンピオンを担当決めて回し読みして、みんなでワイワイ言ってたような、そういう経験がTwitterに帰ってくるんじゃないか、なんて考えたりもしてしまいます。

 

www.sunday-webry.com

 

しかも、サンデーうぇぶりは新人賞だけじゃない、これからデビューの新人さんの読み切りもいっぱいあります。絶対いい作品あるので、ジャンプ+、コミックDAYSだけじゃなく、サンデーうぇぶり作品もスコップしていってもらえると嬉しいです。はー、やっとリリースできて、これからのサンデーうぇぶりWeb版がめちゃくちゃ楽しみです!

30人くらいのチームは楽しい

今自分がマネージャーとして担当しているチームがアルバイトの仲間入れて30人くらいの開発人員のチームになっています。30名ってもちろん、1チームではなくて、複数のチームに分かれているのですが、これくらいあると中堅スタートアップくらいの開発人員規模にあるので、開発規模の大きさや開発できるものの多さに楽しさを感じています。

 

10名くらいまでは自分のチーム、自分がいてなんぼだ!と思ってたフシもあったのですが、20名くらいになって、自分がいなくても回るようにならないといけないみたいな方向転換がありました。30名になったら、チームの中にリーダーを設け、各メンバーのリーダーシップを育てようという気持ちになっていきます。

 

今日、事務手続き等をするために夏休みをとっていたのですが、自分が必要なときは明日また呼ばれるだろうという気持ちで、企画・エンジニア・デザイナー・事業のリーダーたちに任せて銀行や行政の手続きを完遂してきました。最近、本当に恵まれたマネージャーだなと感じることが多く、特にこの中間リーダー層の活躍の目覚ましさに喜ぶ機会が増えています。リーダーのもとには日々いろいろなチームをシステムをフローを良くするアイディアが募ってきます。そこをきっかけに色々と日々の改善が動いているし、リーダーが良い決断をしている場面もみます。もちろん、最終責任者としては自分がいるので、リーダーが迷ったり、チームとしての方針がなくて動きにくい時には声を出します。またビジョンをちゃんと掲げるとリーダーたちがそれを汲んでメンバーと会話してくれるなど本当に自分の想像する理想の組織の有り様に近づいてきていてびっくりしています。こんなに幸せでよいのか…。

 

もちろん、リーダーのみんなが最初からメンバーに対してリーダーシップをはっきりと発揮できていたわけではないですし、メンバー側のフォロワーシップとリーダーシップのバランスも悩んでいた時期も多かったように思います。ただ、チームの中に若手とシニアという構造を作り、若手をどんどん抜擢していき、シニアにそれをメンタリングするという仕組みを整理していた結果、このアタリのバランスを取ってくれるようになったと思います。今僕たちのチームのリーダー層は30歳前後、特に28-29歳のメンバーが中心です。シニアとして彼らを支えてくれているのが33-35歳の少し上の世代です。結構若いメンバーの揃ったチームかもしれません。

 

リーダーたちは日々不安や責任と戦っているのですが、そこをシニアたちが本当にいい塩梅にフォローしてくれているし、一方でチームに入った更に1-3年目のメンバーや学生アルバイトのメンバーたちがどんどん挑戦することでいい刺激を受けているなと感じることもあります。リーダー自身も若くして抜擢されたこともあり、自分よりも若いメンバーがのびのびと挑戦できるように環境を作ることも腐心していて、良かったことを再生産しようという空気があることもとても幸せな雰囲気だなと思います。

 

もちろん、大きいなりに動きが鈍かったり、逆に大きいからこそやることがいっぱいあったりとデメリットもあるとおもいます。PJMにスキルのあるメンバーは頑張って、よりPJM意識を植え付けようと動いてくれているのですが、全体浸透に時間がかかっていて自信を失っているように感じる時もありました(それでも粘り強く頑張ってくれています)。こういったデメリットには目をそらさずに動いていく必要があるのですが、でも、個人的に楽観視している部分もあります。今のこのチームなら、多様なスキルと考え方をもったメンバーを受け入れることができ、そのメンバーをいい刺激にしてチームをどんどん良くできるというふうに思っていますし、それができるリーダーたちが揃っているなと感じているからです。

 

35歳になって、30代を振り返ると、チームが大きくなっていく過程で、自分がリーダーのチームからリーダーがいっぱいいるチームへ、そしてその次のステップを目指してチームを作っていったことが一番の思い出だなーと感じたので、最近の雰囲気も含めてまとめてみました。抽象的な書きっぷりも多く恐縮ですが、チームのメンバーに書こうと思った文章を外にも公開するかとして、公開したものなので、チームメンバーに届くと良いなと思っています。

 

 

 

【PR枠】採用強化中のため、今年は記事の最後に求人リンクをいれることをご容赦ください

hatenacorp.jp

 

漫画を読む仕事、やりがいのある仕事。

ゲーム会社では、たぶん、好きなゲームとか大型タイトルのイベントなどが話題になることが多いと思うのですが、僕が担当している漫画関連のチームはマンガの話になることが多い。

 

GigaViewerを担当しているチームはそこで話題になった作品などを会話する機会が多くあります。今となっては10以上のメディアでGigaViewerは動いているので更新されている作品も多くあるので、話題にすることもたくさんあります。

hatenacorp.jp

 

ジャンプルーキーやマンガノを担当しているチームは、投稿された作品が話題になることが多いです。個人的には好きな作品、パトレイバー的な雰囲気の面白さがあります。

rookie.shonenjump.com

仕事柄マンガを読むことが多い仕事なのですが、今はリモートワーク、しかも子どもたちも夏休みとマンガを読んでいるのをよく見られています。そのたびに、パパの仕事は漫画を読むことなんだよと伝えているのですが、楽しそうだねという話をされます。もちろん楽しいです。

 

ただ、漫画を読むときに、ルックバックのような怪作を読むときに、この面白さをインターネットの力でどこまで届けることができるのかと静かな汗を書きながら読むときもあります。巨大ヒーローおじさんもまさにその1つでした。自分たちが作るサービスが、マンガ作品を広げるある意味インフラになりつつあることを踏まえての冷や汗です。超大ヒットした話題作がでると、その作品の面白さだけではなく、ちゃんとPVを捌ききれるかなとか、落ちずにユーザーに楽しんでもらえるかな?などと考えます。

 

編集部の方とこの作品を世の中に広めるにはこういう企画がいいじゃないかという提案をする機会もたくさんあります。その結果で盛り上がることもありますし、そのためにエンジニアやデザイナーと一緒に開発することもたくさんあります。

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(こちらからデザインの事例は確認できます Works - Hatena Design Group

 

僕にとってマンガを読むことはとても大事な仕事の1つです。それは他のメンバーにとっても同じように大事な仕事の1つになっていると思います。ルックバックを読んで、感動して、この感動を世の中に伝えたいと思うから、良いデザインをしたい、アクセスを捌きたい、もっとビューワーの表示を早くしたい。僕らのマンガチームの仕事の根幹は良い漫画を読んで、感動したということが原体験の1つにあると感じています。昔は好きなものを仕事にすることはつらいこともあるなと感じていたのですが、今となっては、好きなものを仕事にできることはとても誇らしいことだし、やりがいのあることだなと感じています。

 

漫画を読んでさえいればお給料が出る職場とはいいませんが、僕らの職場は漫画を読んでワクワクしたり、感動したりすることを原動力にする職場だと言えると思います。最近応募してくれる人にそういう方も増えてきたので、ぜひご興味あれば。

 

hatenacorp.jp

ビューワーは器でもあり、遊具でもあり

普段から漫画サイトのビューワーを作っています。ビューワーは、それだけでは完結しないもので、必ず漫画作品が必要です。その意味では、器という表現がふさわしい役回りなのだろうと思っています。その観点で、器職人の方が丹精込めて作るように同じように丁寧に仕事をすることを目指していきたいと常々思っています。

 

ただ、そういった役回りとは異なる機会をいただくこともあります。それは遊具というのがふさわしいかもしれません。マンガを作る作家さん、編集さんはクリエイターだと思います。クリエイターにとって、ビューワーが遊具になれるかもしれないと感じたことが数回あります。僕たちの作る機能が、作家さんにとって面白い仕掛けになることができれば、それは作家さんたちにとっての遊び場になる。そう思える機会をいただけたのが、殿さまとスティッチという作品でした。

 

comic-days.com

 

まずはお読みください。

 

この後、この作品はこの1話目で採用された手法の表現がふんだんに出てくるマンガになっていきます。担当されていた編集さんに、動いていますね、すごいですねとお伝えするたび、先生が頑張って書いてくれているんですよーというお話を聞いていました。

 

僕たちがいくら新しい機能を作っても、それを楽しんでくれる作家さんがいないと機能を開発した意味がないし、逆に楽しんでもらえるような機能を作らないと意味がないと感じるエピソードでした。このエピソードは開発しているメンバーに紹介するたびに、ビューワー開発ってクリエイターさんにとって大事な仕事になっているんだなと感じてもらえるものになっています。なので何回も何回も話す機会がありました。その意味で、個人としてとても感動と感謝をしている作家さんだっただけに大変悲しく無念です。

 

訃報 和田洋人先生が急逝されました - コミックDAYS

 

心よりお悔やみ申し上げます。もう作品が読めないと思うと寂しさが募るばかりです。