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daily thinking running

はてなのプロデューサー(86世代)として日々想い、走る日々。

2年半担当してきた「はてなブックマーク」のディレクターを引き継ぎましたので、毎日ブログを一旦終了する話。

86世代の気づき

弊社が8月1日から新しい期が始まりました。それに伴い、CTOが変わったりと体制の変更もありました。もちろん、僕自身にも体制変更の影響などが有り、ロールや役職が変更になりました。タイトルに書いたとおりなので、2年半勤めたはてなブックマークのディレクターという役職を引き継ぎ、はてなブックマークには、兼務で務めていたプロデューサーとしてのみ関わることとなりました。

 

プロダクトもビジネスも、開発チームもすべてを担当していた状況から、ビジネスを中心とした事業戦略がメインの担当になります。それに伴い、ディレクターとして書き続けていたこのブログも継続するかどうか悩んでいました。何の気なしに2日ほど続けてみたのですが、やはり筆は重く、もういったんディレクターは引き継ぐのでここで止めようかなという気持ちになりました。ただし、217日書き続けたことも有り、毎日何かを書くということを続けるかどうか、ディレクターとしてではない形で書くかどうか、それならばはてなブックマークに対して、1人のユーザーとしても書き続けても面白いかもしれないとは考えていたりします。が、続けるかは未定です。

この毎日ブログを書いたことの背景に、チームメンバーに考えを伝えるのをオープンな場で行うことでユーザーの方にも届くといいなという、はてなが持つオープンネスな文化を意識していたことが有ります。そういう意味では、プロデューサーとして関わることになるため、チームメンバーを束ねるディレクターにまかせてしまうほうが適切と感じています。なので、このブログは別の内容にしてしまったほうが良いかななんて思っています。

 

さて、はてなブックマークのディレクターを引き継いだことで、はてなに入社して2年半続けてきた、自分自身の確かな地盤を手元から離してしまったというの実感があります。その観点では、その日を迎えた時に寂しい思いをするのではないかと予想していました。実際のところは、それ以上に感じていたプレッシャーは大きく、肩の荷が下りたという気持ちも少なくありません。ただ、それ以上にプロダクト面もビジネス面も大きく成長させられたという充実感と、それを一緒に実現してきたメンバーへの感謝のほうが大きかったように思います。

自分が抜けることのリスクなんてものは特にこのサービスにはなくて、それとは別にどんどんと大きくなっていくチームやサービスに紐付いて、自分自身がボトルネックにならないようにするにはどうするべきなのか、自分自身の代わりのボトルネックを生み出さない形でうまく引き継ぎをしないといけない、そういう思いがあります。もう少し引き継ぎには時間がかかると感じていますが、新任した2名のディレクターの性格的な強みとその実力に対する信頼感は高く、僕自身は正直、ほっとしていて、彼らからするとなんて勝手なんだ!と思うだろうという感覚でいます(すまんね)。

 

さて、一つの役割を終える以上新しい役割についても書くべきと思っています。ただ、それは別の形で共有したいと思っていますので、またの機会をご期待ください。きっと面白いご報告ができるのではないかなんて思っています。自分自身は楽しんでいただけなのですが、今思うとあまりにも大きかった肩の荷が下りたので、今は新しい取り組みに自分自身の情熱がふつふつと沸いています。

もちろん、プロデューサーとして関わる以上、はてなブックマークというサービスに対する愛着は変わりません。当事者であることは常に意識し続けていきたいですし、そうはいっても様々な場所でプロダクトを代表して発言する機会もまだまだ多いと思います。なので、はてなブックマークから離れたというよりも、はてなブックマークとの関わり方が変わった。そう解釈してもらえると幸いです。

20代の最後の歳を、10年続いたこのサービスの次の10年のための開発に費やせたことをとても誇りに思っています。僕はこれからも、このはてなブックマークというサービスが大好きで、誰よりも一番使っているユーザーであり続けたいと思っています。みなさん!ぜひブックマークしていきましょう!

 

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はてなブックマークと天気予報

86世代の気づき

ニュースアプリの多くに天気予報機能があります。これ毎度のことですが不思議なもので、もちろんあると便利ですし、意図もわかります。占いなども同じです。ただ、はてなブックマークで搭載するかというと悩むものです。その背景には、はてなブックマークはニュースアプリではないと自分自身が考えていることが大きいと思っています。

毎日見てくださることも多いのでそういう観点では天気予報や占い、それこそ4コママンガのような新聞系のサービスもあると良いことも多そうです。そういう意味では、ニュースアプリの延長線上には新聞やポータルサービスがあると思います。はてなブックマークはそういった観点では、新聞やポータルサービスというよりも、ランキングサービスや掲示板、SNS、雑誌といった観点のほうが近いと感じているので、似合わないと考えています。

 

まず大きな違いは扱う情報の時間軸です。今日あったことを中心にニュースは広がっていますが、はてなブックマークは今日注目されたことが中心です。なのでニュースに近い部分はありますが、過去の時事ネタも拾いますし、そういう意味では雑誌のほうが近い時間軸にあるようにおもいます。

またいつ読むかという観点で言うと朝使っていただいているのですが、そういう朝に使ってもらうかどうかなどはアプリの作りでもコンテンツのランキングロジックでも意識していません。時間軸に合わせて作っていないので、ユーザーがいつ開いてもできるだけ新しい情報がある状態を目指しています。もちろん、まとめて見たい人にとって1度でおおよそをチェックできるようにも作っていますので、そこは出来る限り両立させたいと思っていますが、朝などを意識した作りにはしていません。天気予報はニュースと一緒に収集する情報ですが、はてなブックマークを使用するシーンで天気予報を見るのがうまく想像できていないというのがあります。

 

天気予報はそういう意味では人が1日という単位で生きていることの象徴的な機能の1つだと感じています。それ自体に善し悪しがあるということではないのですが、はてなブックマークはもう少し長期的なスパンでも見れるように、またもう少し短いスパンでも見れるように出来る限り多様な使い方にあわせて行きたいと思っています。そのため、象徴的な機能である天気予報についてはまだまだ及び腰です。

 

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リリース方針について開発ディレクターと会話する

86世代の気づき

はてなは今日から新しい期が始まります。それに伴い、新しい開発体制となったので、一緒に開発を進める開発ディレクターと会話をしていました。こういった内容についてはあまり書いてきませんでした。このブログの目的はサービスの開発方法ではなく、開発内容について紹介していくことにあるからです。ということで、開発内容についてどうか変わるかというと、大きくリリースサイクルについて今期どうするかというのを検討しました。

iOS審査のスパンが変更されたことに加えて、ある程度大きなリリースからできるだけ短いスパンで改善を加えてきたチームも先月のリリースで、リニューアル前に予定した機能について、ある程度実装をまとめきりました。今月にまだ残っている引き続きのタスクはあるものの、ここからはこれまで実装できていなかった大きな機能の実装に入ることになります。そうなるとリリースサイクルはやはり長くなっていきます。他社のアプリでは1ヶ月や3週間程度に1回というリリースを見ます。こういったレベルのリリースも考えていますが、一方で改善は早いに越したこともないのも事実だと考えています。

 

これまでは企画やこういったリリースサイクルなどについてもリーダーとしてディレクターとして担当していたのですが今期からは強力な助っ人ととして開発のディレクターを抜擢したのでこういった部分を一緒に悩みながらすすめることができるようになりました。ユーザーの反応を見ながら進めているものの、常に独りで考えるよりも相談することで別の解釈が生まれたり、よりよいアイディアが生まれてくると思っています。また一部のタスクを分担することでより企画などに集中できるといったメリットもありそうです。

改めて自分以外の誰かと会話することで頭が整理されていく感覚がありました。これは普段から整理していないということではなくて頭から言葉にする課程でより整理されていくという効用であると感じています。ユーザーにとってよい判断をするにあたって脳が2つになったことをしっかりと開発に活かしていきたいと思っています。今期のはてなブックマークアプリにもぜひご期待ください!

 

 

誕生日エントリー書こうかと思ったのですがうまく筆が載らず、通常のエントリーとなりました。

 

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はてなブックマークとネタバレ

シン・ゴジラの記事に続いて、最近感じているはてなブックマークとネタバレの関係性について。インターネットのサービスである以上、ユーザーがどのような記事を書き、それをブックマークするかは無限の可能性があると思っています。その結果、ネタバレに値するような記事が出てきて、はてなブックマーク上で表示される可能性があることは避けられません。

個人的にはネタバレについてはかなり嫌いで自分が見る前にネタバレされるのは激しく嫌います。もちろん、自分自身が積極的にネタバレを許容する態度であった時に読むことは嫌いではないのですが、偶然開いた記事にネタバレがあることは嫌だなと感じています。なので、インターネットの文化の1つとしてタイトルや冒頭にネタバレがあることを紹介することは非常に好ましく感じています。

 

そういったネタバレの意義や価値についてではなく、別の観点で考えてみたいと思っています。ネタバレありと書かれていて、その記事がブックマークがたくさんつくシチュエーションが有ります。それはつまり、既にはてなブックマークのコミュニティとして、多くの人がそれを体験していて、ネタバレ込みの体験が始まっていることを指しているように感じるのです。コミュニティの人が楽しんでいるから自分も楽しまなければならないという義務感はありませんが、逆に視聴することでこの祭りに参加できるのではないかという期待は抱きます。pockemonGoも個人的には同じたぐいのモノと感じています。もちろん、こういった熱狂とは別に淡々とはてなブックマークを利用されたい方も多く、また映画を見ない人にとってシンゴジラは関心事でもないと思いますし、ゲームをしない人にとってpockemonGoは関心事ではないと思います。

こういったことでコミュニティの中での不要な疎外感を感じないようにするのも非常に重要だと思っています。Brexit参議院選挙のような社会的なニュースのなかでも一定層は疎外感を感じていると思いますし、この疎外感は決して崩せるものではないのですが、ネタバレを前提としたコミュニケーションが相当な期間続いた場合は危険だと感じています。またやってるなとか、もう何回目だよとそういった言葉をいただく程度に済まして、次の話題が生まれるかどうか、それはとても重要な事だと感じています。

 

明日8月1日は毎年書いている誕生日の抱負エントリーを予定していますので、はてなブックマークに関する記事は休載予定です。

 

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シン・ゴジラのトピックをすごく気に入ってチェックしています

はてなブックマークには、特定のトピックに関する記事が集まる、トピック機能があります。これはいくつかの発火条件のもと、タイトル含めて自動で生成されています。その中でシンゴジラの公開以来、とてもよい記事が集まっているので紹介します。

 

 ・シンゴジラって何? - はてなブックマーク

 

映画は全国に公開されるので、テレビに並んで全国的なムーブメントを起こしやすいエンターテイメントです。テレビと少し違うのは、お金が必要であり、そのために初期に映画にいくひとは熱量が高いという傾向があると思っています。そのため、映画の記事はブログやニュースなどと相性がよく、TwitterFacebookのような短文形式だけではない濃い論評が展開されると思っています。先週のpockemonGoの熱気は、また社会がブームを呼び起こしているように感じますが、こと映画に関しては社会がブームを起こす前に必ず根強いファンによる布教があるように感じています。これはインターネットのサービスに似ているように感じますし、いわゆるキャズム理論におけるアーリアダプター層が存在しているようにも感じられます。

 

さて、そこでいつも感じる問題は、TVなどと異なり、映画は1回で完結するものであるため、熱量を持った人の活動も1回に限られることが多いことです。そのため、映画の熱量を維持するには、別の人の熱量を感じられる必要があると思っています。それはつまり、短期間に多くの人がブログやニュースを書く必要があるということだと思っています。実際のところ、これまでもそういった形でブログやニュースなどは書かれてきたように思っています。でも、それが可視化されることはほとんどありませんでした。

それが、はてなブックマークのトピック機能によって可視化されているように感じています。可視化されることによって、ぼくも書いてみよう、ぼくも映画を見て語りたい、そういう気持ちになったりしないだろうかと淡い期待を抱いています。トピックは重複する記事を減らすことで、WWDCなどの時でも多様な記事を表示することを1つの目的として作られた機能です。でも、それだけではなく熱量を持った人の布教活動を支援する機能を持ちえるのだと感じて、非常に楽しく眺めています。

 

トピック機能はアプリでも楽しめます。関連する記事の下に導線があるのでぜひご活用ください。ぼくも毎日チェックしています。

 

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はてなブックマークを検索してモノを買う

86世代の気づき

最近、ものが欲しくなった時にはてなブックマークを開いて検索するようにしています。google検索でもよかったりするのですが、僕の探しているイヤホンだとなんかちょっとうまくニーズにあった結果が返ってこない時があります。どういう場合かとかを考えたりするのですが、単純にランニング、イヤホンと検索すると、記事が出てきます。それはまとめ記事であったり、雑誌の記事であったりします。その価値を裏付けるようにPV数などが書いてあるケースも有るのですが、読んでみると結局どれがよい商品なのかちょっとわからないなと感じました。いくつか背景があると思っています。一番大きいのは単純に対象とする商品がかなり多い場合、数本の記事を元に目当ての商品をピックしても実は他にあるんじゃないかと勘ぐってしまいます。

あとはAmazonのランキングからレビューなどを見る方法を同僚から聞いたので試してみたのですが、ランキングに載っている商品も多様で、価格帯や満足度、売り方、商品設計、デザイン、様々な観点で複雑化しているように感じました。なので、一体自分がほしい商品はどこにあるのかと感じています。

 

ランキング自体には価値が有るはずですし、記事のPVを指標にすることは価値があると感じています。一方で、当該分野が初めての人にとっては、それとは別に後押しになるような情報があると嬉しいだろうなと感じています。それは価格コムのような口コミのようにも感じますし、はてなブックマークのようなブックマークでも良さそうです。前者は掲示板形式で商品をおおよそ決めたり、価格コムが提示するカテゴリにニーズが街していた場合に非常に有用な手におもいます。

後者のはてなブックマークがよいケースは初めての人がざっくり情報を探す時が適しているように感じています。ブックマーク数が多い記事はやはり、参考になる事が多いですし、50を超えてくると興味が無い人が共感しているケースが多いため、初心者でも共感しやすい記事が出ているようにおもいます。古い記事が混ざるという難点もあったのですが、それは期間指定ができるようになったので解決です。新しいはてなブックマークのアプリでは、こういった検索オプションに対応しています。つい先日Androidでも対応されました。ぜひ一度なにか欲しい物がある時に検索してみてもらえると幸いです。こちらからアプリをDLしてご活用ください。

 

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普段と違う端末で利用する

86世代の気づき

ちょっとしたミスで普段と違う端末を利用しています。PCでいつも使っているキーボードでなかったり、また画面サイズが変わるとサービスの印象が変わる時があります。これはiOSAndroidといったレベルの変化ではなくて、同じOSのちょっとした違いとして理解してもらえると良いと思っています。不思議なことにそれだけでもサービスの印象が変わるので、どれだけユーザーの印象を固定化できるのかは不可能な取り組みなのではないかと思い始めています。

そのため求められるのは、多様な見方ができることなのではないかと。捉え方もユーザーによって様々ですし、ユーザーの端末によっても様々になる気がします。標準とするイメージの端末はもちろんありますし、アプリに関してはまさにその影響が強いと思うのですが、それに固執しないことも重要ですよね。

 

いろいろな見え方があるという前提に立った時に色々と感じることがありました。使い方やユーザーの思いは多様だって思ってはいたのですが、それにさらに環境の多様さが加わります。はてはPCとスマホの組み合わせなども考えると同じユーザーの同じ気持ちでも同じ使い方をしていない可能性もあります。そこで道標になるのはデザインの力です。エンジニアリングはある程度同じ結果を返すことができると思うのですが、デザインとしての統一感はしっかりと制御していかないと破綻する時があるんだなと改めて感じました。こういったものは使い手でありながら作り手、企画者であるからこその気づきだと思うのですが、普段とは違うことが起きた時は少しでも色々と気づきが得られるように頑張っていきたいと思います。

 

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