小さなラブレター
妻と結婚してからは7年経ちました。そんな妻に向けて小さなラブレターを書こうと思います。来週妻が誕生日を迎えるので、その日に向けて書いていこうと思ったのですが、妻の誕生日を公にする意味もないかなと思ったので、すこしだけ早く書いてみます。
僕は自分のことを人見知りだなと思うことがあります。仕事柄、そんなことはないでしょうといわれることも多いのですが、きっと妻は納得してくれるはずです。妻が知っている僕は、社会の中に存在する自分とはきっと違っていて、きっと妻にしか見えない僕という像があると思っています。
僕は人見知りをするので、生の感情を表に出すことがあまりありません。たとえば「嬉しい」「かなしい」「おもしろい」、そういう感情は妻と一緒にいるときにだけ表に出てくるもののような気がしています。
僕は家に帰るとすごく無口です。社会に出ている間はよく口が動きます。でも家では無口です。自分のことに時間を使っているからというのもありますが、きっと妻と何を話せばいいのか、すこし照れているからな気がしています。妻は僕が無口でも、なにか声を出した時は、どんな時でも必ず話を聞いてくれます。
僕は人の目を見て話すのが苦手です。たぶん、僕と目を合わせて話したことがあると感じる人はとても少ないと思います。僕がずっと見て話せるのは妻くらいです。7年たって、やっとできるようになりました。
僕は気分屋なので、引越しが大好きです。転職もすでに2回、転居もたくさんしてきました。はたまた東京から京都まで引越しています。どうかなぁと提案すると、きっと妻はいろいろ思って、考えてくれているのですが、いつも僕のやりたいことを大切にしてくれています。僕にはこれは真似ができません。
僕はあまり妻に感謝することができません。真面目に言っているつもりでも、すこしふざけてしまうこともあって、昔はなかなか伝わることがありませんでした。今となっては少しだけですが、伝わっている気もするのですが、まだ自分の感情がすべて届いているということではないだろうなと思っています。たぶん、態度や行動に表れていないからもしれません。
僕は、人見知りで、感情を表に出せず、無口で、人の目を見て話せません。そしてとても気分屋で妻に感謝することができません。だから、小さなラブレターをブログで書いてみようと思いました。ブログでなら、もしかすると、人見知りをせず、感情を表に出し、雄弁に、妻に向けて、まっすぐに感謝することができる気がしています。
「ありがとう」「また来年もよろしくお願いします」「お誕生日おめでとう」
小さな世界を大事にして、宝物を増やしてほしい
ふと思い立って、できるだけ毎年娘に向けてブログを書いてみようと思います。本当は誕生日に書きたかったのだけど、誕生日の前日に新サービスのリリースがあり、多忙により、実現できませんでした。とまれ、書いていくことには意味があると思うので、そのくらいに緩い気持ちで書きたいと思います。
2018年4月に小学校と幼稚園に入りました。幼稚園の間はそこまで強く感じなかったのですが、小学校に入ったときに「教室という小さな世界を大切にしてほしい」と、ふと思ったことがあります。
幼稚園の年少では、先生と園児という関係が中心でまだまだ園児同士の関係性は小学生に比べて緩いと思います。年中、年長と大きくなっていくにつれて、そのつながりは強くなっていくと思うのですが、僕自身は父親としてそこまで意識したことはありませんでした。それはもしかすると僕に幼稚園の時期の記憶がもうないだけかもしれません。というのも教室という空間に入るとやはり懐かしいという気持ちになり、とても良い思い出も数々覚えているので、この小さな教室という世界を大事にしてほしいなとふと感じたからです。
僕は田舎の町に生まれて、4年前までは東京で10年すごし、そこから京都で4年過ごしました。東京だけではなく京都も都会ですし、自分が暮らした田舎とはまた違う世界だとは思います。特に田舎にはない社会や世の中との接点が多いとも感じています。多くの場合、狭いよりは広い方が良いとされることが多いと思っています。ただ、だからといって小学生や幼稚園のうちから、広い世界とつながっていること「だけ」が重要とは感じていません。
小さな世界を大事にして、その世界の中にある宝物にも気づいてもらいたいと思っています。大学生になるまで田舎で暮らした日々でしたが、今都会に出て15年近くなっても、田舎の良さを大切に感じていますし、その多くの部分は自分が過ごした小さな世界の中にあったように感じています。インターネットがあって、車・電車・飛行機と交通手段の充実もあって、外の広い世界との接続も簡単になってきました。その有り余る好奇心を外に向けて充実した日々を過ごす未来も楽しみにしています。
ただ、その一方で小さな世界の中にある宝物を大事にして、少しずつ少しずつ自分自身の中に様々なものを詰め込んでいってほしいとも思っています。教室の中で起きる日々の事件に驚きながら、狭い教室の世界がもしかしたらTVドラマの世界かもしれない。大人になったときに小さなことを小さく大事に思えるように、日々目の前にあることに敏感に楽しんでほしいなぁと思っています。
いつか娘たちがこのブログを偶然読んだ時に、種明かしになったらよいなぁと思って、これからの1年娘たちと会話していきたいと思います。また来年も書こう。
読者を卒業して恩を返す
いろんな議論がいろんな形でされてます。ひとつひとつの議論について、なにかを言うよりも。
とにかくいいサービス作って、形にして、結果にして、恩を返したい。漫画大好きなんで、読者を卒業して、インターネットを使って恩を返したい。
何か言いたいことやりたい事あるなら、一緒になって、良いインターネットの漫画サービス作ろうぜ。
批評も議論もあってもいいから、一緒になってサービス作ってくれる人探しています。インターネットで議論するよりも、インターネットでサービス作りたい。
絶対、その方が楽しいって。作ってこそ。
#みんなが読むべき青年・女性マンガ
2000話無料あって、読むのの順番決めたいので、俺が読むべき青年・女性マンガを今すぐ教えてください。おすすめブログみんな書いてくれ!!!!!!!
スポーツマンガ読みとしておすすめ載せます
第1話 開始11秒 / JJM 女子柔道部物語 - 恵本 裕子/小林 まこと | コミックDAYS
JJM最高です。柔道部物語は昔に読んだので記憶にないので、前作未読でもおすすめ。絵がすごく見やすくて表情が豊か。YAWARAと並ぶ女子柔道マンガになることをひそかに期待しています。
LESSON/01 入寮日 / バトルスタディーズ - なきぼくろ | コミックDAYS
安定のバトルスタディーズ。バトスタは試合派とストーリー派に分かれるとおもいます(大半のスポーツマンガもそうかも)。僕は試合派。ヒットやホームランを打った後の姿が作者独自の線も相まってカッコいい。野球漫画で一番注目しています。
第1話 英国からの挑戦者(チャレンジャー) / MFゴースト - しげの 秀一 | コミックDAYS
公道レースもスポーツということで1つ。3話無料で読むだけで続きが気になって仕方ない。頭文字Dを読んだ人にとって、MFゴーストは福音です。1話目から、しげの先生が公道レースに帰ってきた感半端なく。頭文字Dをキッカケで車にはまった僕としては待ってましたの超大作です。
Hell or Heaven 1 サプライズ / グラゼニ~東京ドーム編~ - 森高 夕次/アダチ ケイジ | コミックDAYS
グラゼニは東京ドーム編の方が無印より大好きです。先発と中継ぎがすごく大事なテーマに組み込まれていて、甲子園ものが多い野球漫画にプロ野球としてのおもしろさを感じさせてくれる作品。今週のモーニングでの発表で今後にも期待です。
#01 / GIANT KILLING - ツジトモ/綱本 将也 | コミックDAYS
最後にジャイキリ。ここ10巻分、モーニング連載中のジャイキリは圧倒的な面白さ。30冊を超えるとどうしても中だるみや展開の重複が気になりがちなスポーツマンガに置いて、5巻くらいの塊で常に新しい展開を用意してくれています。35巻くらいからの展開はずっと神がかっていて、Jリーグ、プロスポーツを見ている人はぐっと引き込まれていくと思います。僕は大人になってマンガで泣いたのはジャイキリが初めてでした。関数が長いのですが、キングダムと同じくらい巻数が長くてもずっと面白い青年マンガなので、騙されたと思って読んでくれ!なんと3巻分くらい無料だったので…!
ということで、皆さんのおすすめも聞きたいのでタイトルとかに #みんなが読むべき青年・女性マンガ いれたり、してくれたら僕もチェックして楽しもうと思っています!
あ、コミックDAYSの開発担当しました。こちらからは以上です。
ひとこと、ふたこと、みこと#7
忙しい日々に入ってきたのですが、今週末は子供と全力で遊びたいです。どんなに忙しくても父親でいることだけはちゃんとできると頑張りたいです。明日は早起きするぞ!
ひとこと、ふたこと、みこと#6
世の中には、正しいことを信じている人がいる。それ以上に、正しいことを応援したい人がいる。悪いことをしたい人よりも、きっと応援したい人の方が多いはず。応援してもらえる仕事をしていたいと思う。
GigaViewer(ギガビューワー)を作るにあたって
こういう記事がはてなブックマークで話題でした。はてなでは、「少年ジャンプ+」や「となりのヤングジャンプ」(集英社)、マガポケ(講談社)などの出版社公式サイトの開発・運用を行っています。そのチームのディレクターをしているので、プロダクト面の責任者という立場として、思うところがあったので、書いてみます。
書いてあることの多くは、弊社謹製のGigaViewer(ギガビューワー)で改善したいと思っていたことです。いくつか観点を出します。
1.機能について(たとえば、ダウンロードじゃなくてストリーミングが便利など)
これはいくつかの部分で同意で、たとえばパケットの問題さえなければダウンロードよりもストリーミングが優れている部分が多いと私も思っています。ただし、こういった個別具体的な話というより、そもそもUI的により優れた体験をできるように公式サイトとして継続的な改善を期待されている状況だと考えています。
2.公式サイトを作るコストについて
公式サイトを作って、運用し続けるのは権利者への配分を踏まえるとかなり大きな金額が必要になってきます。
違法アップロードサイトが人気なのは「無料だから」だけではない
全ての権利者に何も配慮しないで良いので、その分のコスト(金銭+コミュニケーション)をUI改善に振り分けられるから、て側面もあるのかな。
2018/01/09 08:47
サイト運営に占める原稿料は比率としてもかなり大きく、そこを省いた部分で運用できるサイトと公式サイトの運用のコストは同じではありません。出版社や作者が抱えるリスクに対して、サイト開発に継続的に投資することまで巻き込むのは本当に勇気がいることになっていると思っています。
3.じゃあどうするの?
まず、GigaViewerの特徴を抜粋します。
▽ マンガビューワ「GigaViewer」とは
「GigaViewer」は、Webサイトでのマンガ閲覧に特化し、ユーザーが快適にマンガ作品を楽しむための機能を備えた弊社開発のマンガビューワ(※)です。
※ 「ビューワ」とは:画像や動画、電子書籍などを閲覧するためのソフトウェア■ 主な特徴
出版社が公式に運営するサイトにおいて、良い作品を届けるためのコストを吸収しながら、サイトとしても便利にしていく仕組みがここ数年求められていると思っています。なので、サービス収益化の支援を行うことで運用コストも吸収して、サイトも継続的にアップデートできる仕組みを用意し、サイトの開発をはてなでやることにしました。今3サービスに導入されています。
僕はマンガ村のUIが優れているとされるのは、権利者への支払いがないからだと真剣に思っていますし、権利者への支払いをしたうえで、マンガサイトを優れたサイトにしたいと真剣に思っています。まだまだGigaViewerはこれからのシステムだと思っていますが、漫画村ではなくて公式サイトで最高の体験を提供するために僕らは全力で開発をしていきたいと思っています。共感してもらえるかたはぜひ仲間になってほしいです。
僕の娘がいつか大きくなった時に漫画村ではなくて各社の公式サイトを楽しく読みたくなるようなサイトにしていきたいというのは僕の大事なモチベーションです。何年かかるかわからないですが、絶対やり遂げてインターネットとマンガ業界にポジティブに貢献していきたいと思っています。
いくつか言及していない観点については、言及できないというよりとにかく現状を伝えることを優先して書いているのでいつか書けたらと思います。