雨に濡れたっていいじゃない
週末子どもたちと3人で遠くの公園に散歩で遊びに行った。嵐山の竹やぶを抜けて言った先にある公園。暑かったし上り坂をがんばって公園に向かった。嵐山に来た頃はベビーカーに載っていた小さい子どもたちも、今では自分の足で竹やぶを抜けていく。
公園でシーソーやブランコ、缶蹴りをして遊んでいたら、ぽつん、ぽつんと雨。空を見上げると灰色雲。ああ、これはもう手遅れだな。傘は持っていないし、にわか雨に打たれるだろう。雨宿りするかなと思って道路を見ると濡れていない木の下がぽつぽつ。子どもたちに雨ヤドリする場所を探すときは道路を見ると良いんだよ?と教えながら向かう。
雨宿り先に付くと、トトロみたいだねーと3人で笑う。トトロがジャンプしたら雨がざーっと降るところだよね。そうそう!じゃあ、もう雨の中で帰っちゃうか、濡れたらシャワー浴びよう。いいね!いいね!
トトロの歌を歌いながら、にわか雨に打たれながら竹やぶを抜ける。高揚感で行きよりも気持ちが早足。雲は抜けて雨はあがる。びしょ濡れになた帽子とマスクで笑いながら家に向かう。雨宿りをしても良い。雨に濡れたって良い。子どもたちがやりたいことを、やってみたいことを率先して一緒に笑い転げる父親でいよう。大雨に傘をささずに踊る父娘がいたっていい、そう伝えたかった昼下がり。
お父さんの退官
我が家では、「おとん」「おかん」と呼ぶと僕の両親、「お父さん」「お母さん」と呼ぶと奥さんの両親というふうに呼び分けている。それぞれの家庭でなんて呼んできたかというのを引き継いでいる。
僕のおとんとおかんは、まだ働いているけどいわゆる再雇用というのもので、40年以上勤め上げた1社目は5年以上前に定年を迎えている。その時には、おとんもおかんも趣味の時間が増えるんだろうなと思って、素直に「お仕事お疲れさまでした」と伝えた記憶がある。
おとんにとって「仕事と趣味」は、同じくらい大事なもので両方頑張っているのがとても印象に残っている。今は趣味で続けていた写真で個展を開いたり、展覧会の審査員をやったりと、とても充実しているように見える。それでも、仕事は大変そうな時期もあったし、おかんから、「仕事でこういうつらいことをやらないといけなくて、お父さんも悩んでるみたいだよ」と高校生や大学生の頃に聞いて、写真ばっかり撮ってる人ではないんだなと思った記憶があります。だからこそ、定年を迎えたおとんとおかんは、これからの人生を応援しようと思った記憶があります。
さて、今年の3月にお父さんが退官になりました。33年親子をやってきたおとんとおかんと比べて、お父さんとはまだ10年くらいしか親子をやっていません。また、一緒に暮らしたことがあるわけではなくて、九州と京都と遠く離れて暮らしています。それでも子どもたちにとっては、大好きなお祖父ちゃんであり、いつもTV電話越しに会話しています。僕にとっても、そこまで遠い存在ではなく、10年くらいの付き合いもあって、お父さんという感覚があります。
そんなお父さんが退官になりました。おとんの時に感じた、「お疲れさまでした。写真楽しんで!」みたいな気持ちともまた違った気持ちを覚えました。
「退官したからこそ、色々とお父さんの仕事人生について色々と聞いてみたい」
なぜか、おとんのときよりもお父さんのときのほうが、それまでの人生についてとても興味を持ったのです。もちろん、ミステリー・刑事ドラマが好きな僕にとって、お父さんが警察官であることは影響している部分もあると思います。ただ、それ以上に高校を卒業後に警察官になり、最終的には大きな警察署の署長や部長などを歴任してきたお父さんが仕事上で大事にしていたことや家族とどう触れ合ってきたのかなどいろんな質問が浮かんできたのでした。
妻に今度の3月にお父さんが退官になると聞いたときは、「お疲れさまでした」と素朴に感じていたのですが、実際にその日を迎えてお父さんとTV電話越しに会話したときにはまた違う感情が湧いてきて、非常に不思議な気持ちを持ちました。掘り起こしてみると、趣味と仕事を大事にするおとんを尊敬する気持ちもありますし、10年の付き合いでしかないですが仕事人・公職者として勤め上げたお父さんの警察官人生に対しても強い敬意を抱いているんだなと。
僕にとっては、たくさんの尊敬する先輩がいてその人々から様々な影響を受けています。でもその中でも、おとんとお父さんが僕の仕事感や父親感に与えた影響は大きく、かけがえのないものなのだなと思っています。警察官はとても大変なお仕事で、休みに遊びに行っても仕事の電話がかかってくることもしばしばでした。退官されたらその電話もきっとなくなるのでしょう。お父さんの仕事を気にせずに飲みに行ったり、遊びに行けたりする機会が今後は増えていくのでしょう。楽しみです。
遠く離れた京都からの挨拶になりますが、「お父さん、退官おめでとうございます。2番目の息子は、退官したからこそお父さんに職業人生の話をいっぱい聞いてみたいと思っています。美味しいお酒お持ちします。これから、よろしくお願いします!」
株式会社はてなの執行役員になりました。
この度はてなに入社して6年が経ちました。京都に引っ越してから6年です。6年もたつと仕事の内容はどんどん変わっていて、はてなブックマークのディレクターからスタートして、たくさんのサービスに関わり、プランナー、ディレクターや営業、プロデューサーと多様な職域も経験してきました。
後半3年位関わっているマンガ関連のサービスについては、特に思い入れがあります。個人としての思いや考えをサービスや企画にそのまま反映させながら、0から立ち上げていることもあり、責任や自覚の大きさはこれまで関わったサービスの中では一番大きかったかもしれません。ただ、3年前にはてなブックマークのディレクターを離れたときも、はてなブックマークというサービスに対して同じような感想を持っていました。なので、最近関わったものが自分の中では大きいということなのかもなと考えています。
はてなは上場していく課程やその後の成長を通して、多くの仲間が増えました。上場したから仲間が増えたのではなく、仲間を増やせるくらいにインパクトのある仕事をできているからこそ、上場できたと個人的には考えています。サービスを企画立案し、事業を企画することを繰り返してきましたが、その一方で大きくなっていく会社をより良くしていきたいという気持ちは並行して芽生えていきました。
人事異動に関するお知らせ
その中で、自分がどういった役割を担っていけるのか、何が自分に得意な分野があるのかというのを自問自答することも多くありました。上司であるonishiが持っている「組織のトップとしての包容力」は僕には(onishiと比較すると)足りないなぁと思うことがよくあります。社長のchris4403は「冷静だけど、ポジティブに物事を進める能力」は、感情や思いに引っ張られてしまうことがある僕には足りない部分です。取締役のmouri_yujiが示す「ビジネス的な大局観や事業の現在に対するインサイト」にはとても影響を受けていますし、mitsukiが持っている「常に0からロジカルに、今必要なこと大事なことを正しく判断する」スキルがあるからこそ、僕は安心してサービスや事業の立ち上げができました。僕から見ると「Cool Head, but Warm Heart」な経営陣だなといつも感じています。
今は非常勤取締役になって会話する機会が以前ほどは減ってしまいましたが、執行役員になることで、jkondoと会話する機会がきっと増えるだろうと楽しみにしています。(昔みたいに社長室に入って悩み相談に乗ってもらうみたいなことは難しいかもしれませんが、それくらいの勢いで会話することもできるのではないかと密かに思っています。)これから多くの会話をしていくだろう監査役、社外取締役のメンバーの方々とのやりとりがどのようなものになっていくのか、個人的には好奇心でいっぱいです。
一緒に執行役員になった
id:ryokubo は入社してから、一番影響を受けた同僚の1人です。広告モデルのビジネスを知らなかった僕に、広告ビジネス・デジタルマーケティングのプロ(スキルとしてもマインドとしても)として、0から多くのことを教えてくれました。はてなに入社して良かったと思えることはたくさんありますが、人材面ではryokuboと仕事できたことが個人的には一番ありがたかったと思っています。
こういう記事では、一緒に働いてくれている沢山のメンバーに対してメッセージを出すことも大事なのだと思っています。もしかすると多くのメンバーに対して感謝する方が一般的かもしれません。でも、僕がメンバーのみんなだと、自分がどういうことにワクワクしているかを聞けるほうが嬉しいかもなと思い、このような形を取ってみました。
僕は企画をすることが得意な人間だと思っています。企画にはいろいろな形があると思います。はてなという会社でサービスを作り、事業を創り、組織を作ることに貢献していきたいという思いはこれからも変わりません。1つ1つの企画を丁寧に、そして大胆に、なにより自分らしく面白いものにできるように、ワクワクする気持ちを大事にして、会社の成長に全力で貢献していきたいと思います。
はてな在籍7年目、ラッキーイヤーにできるように、新しい役割も楽しんで結果を出していきたいと思います!
ヒトよりコトに向かう
最近、ニュースなどを見ていて、ヒトについてのニュースが多いなと感じます。
もう少し前はコトやモノについての話が多かったように感じていて、その成果、個人としてはコトやモノにとくに意識を向けるようなことが増えています。
誰が言ったかではなく、どんな場所で何のことを言ったのか。誰(ヒト)より何(コト)に注目して暮らすと、流れてくるニュースも面白くなるなと感じています。切り口1つで、捉え方1つでニュース面白くなるのになーと感じる日々です。
土台があればジャンプできる。
先日、33歳になりました。33歳、どんなことやっていきたいかなぁと考えていた時に、夏休みを取っていたらこんなTweetを見ました。
マンガ誌アプリを運営してると
— モミー 【少年ジャンプ+編集】 (@momiyama2019) August 24, 2019
編集畑の「結局は面白い漫画が生めるかどうかでしょ」な人と、
デジタル畑の「アプリの継続率や課金率をこうあげればグロースできるのに」な人、に挟まれることが多い。
僕は、漫画編集とデジタルの部署両方にいた経験があるので、
スレッド形式になっているので、連続するツイートも確認ください。長い期間お仕事させてもらっているので、僕もかなり影響を受けている考え方です。特に「マンガをヒットさせる仕組み」があって、結果としての売り上げがある話は僕もとても大事にしていています。「ヒットマンガ」を作るのでもなく、「売上を上げる仕組み」を作るのでもなく、それ以外にインターネット・アプリは活用できるんじゃないかというのは、ぼく自身もこの10年ずっと大事にしてきた考え方です。
ジャンプルーキー!の企画は、そういう意識の元生まれいて、以下のインタビューの中でも、海外での投稿や出産後の話などがかかれていて、漫画を作るためにインターネットを活用できているいい事例だなと思っています。
【第50回】主婦をしながら漫画家に!ジャンプルーキー!から掴んだ夢!累計20万部突破「生者の行進」みつちよ丸先生インタビュー! - 運営からのお知らせ - ジャンプルーキー!
この話にはいくつか観点があると思います「マンガが生まれる」「マンガが読まれる」「マンガがヒットする」といったマンガとしての文脈。一方で、「インターネット」「コミュニティ」「ゲーム含めたアプリの課金システム」「動画や小説といった成功例」など、「マンガがヒットする仕組み」につながるアプローチは無数にあります。この5年間はそのうち、「マンガが読まれる×課金システム」に多くのマンガアプリは投資をしてきたと思います。一方で僕らの作ってきたGigaViewerは「マンガが読まれる×動画や小説の成功例」にずっと投資をしてきました。
これはともに「マンガ雑誌と単行本」がもっているエコシステムのうち、売り上げを上げるという側面とファンを広げる・作品を連載するという側面をインターネット時代に再構成をしてきたということだと思います。ある面、うまくいった部分もあると思いますし、上記のTweetにあるようにまだまだ未開拓な部分も多くあるのだと思います。
Gigaはファンを広げ、作品を連載するシステムにおいて、紙の雑誌・流通各社が持っていた機能を、自社のシステム・Google/TwitterなどのPFとの連携などを通して代替できつつあると思います。が、雑誌ではなくWEBマンガサイトが「ヒット作を生み出すシステムを持つこと」はまだ代替できていません。偶然のヒットはあっても、必然のヒットはないと思います。紙や既存流通持っていた安価にマンガ雑誌を始められる部分は、代替できていても、ヒットはあくまでも作品頼みです。もちろん、安価にサイトが始められるので、結果として大きなヒットが生み出すために「作品数が増やせる」というのが、GigaViewerで実現したかったことの1つなので、その目的は十分に果たせていると思います。
だからこそ、上記のTweetをみて、GigaViewerとしてもジャンプルーキー!としても、また今後もいろいろと手がけていくだろう様々なマンガサービスにおいても開拓すべき空白は広がっているなと改めて感じました。その空白を埋める仕事を今後もしていきたいですし、その空白の埋め方は決して新しいイノベーションを起こすことだけではなくて、既存の置き換えをしていくこともあるだろうなと思っています。ただ、これまでの仕事は既存の置き換えに重点を置き、そしてそれは十分に成功できたと思うので、新しいイノベーションを起こすような取り組みに向けて日夜頭を焦がしている日々です。
アプローチは2つ。1つは「マンガの持つ良い文化をインターネットで応援したい」2つ目は「インターネットでしかできないことをマンガで実現したい」。前者はGigaでこれまでやってきたような基盤を作るような泥臭いけどとても大事な仕事もたくさんあると思います。新しいことをやるより、インターネットにある漫画文化の楽しむ体験の基準を上げる仕事。後者はジャンプルーキー!でやってきたような成功するかどうかわからないことを真摯に取り組んでみる仕事だと思います。個人的には編集(クリエイティブ)でもデジタル(EC)でもない、中間領域にインターネット(ユーザー)としてのオモシロイアイディアを掘り起こせるんじゃないかと楽しくワクワクしながら考えているので、頭がパンクしてしまいそう(たのしい)。マンガアプリ・電子書籍・WEBマンガサイトのおかげで、今マンガ編集やマンガ流通の土台はできつつあります。
土台があればジャンプできる。
先日7月31日に、33歳になりました。ぞろ目の年です、わくわくどきどき頑張っていこうと思います。
ワンピースと少年任侠マンガ
ワンピース好きな作品で、やっぱり頂上決戦やドレスローザ編みたいな週間でどうなるんだどうなるんだ?と読むのが好きです。
ワンピースは仁義を大事にするヤンキー的な世界観というのはまさにあっていて、以下のpodcastでも任侠モノとしてのワンピースについては触れられている。
http://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/rg/suzuki_vol114.mp3
僕はこのインタビューというかラジオを聴くまで全然気づけなくて(それだけ任侠モノに親しみが無くて)、もしかするとワンピースが初の任侠モノだったのかな?とも考えています。
ジャンプというのはやっぱりすごくて、任侠モノを少年漫画として楽しめると考えると、いろんなモノの入り口になっているんだなと。ナルトみて忍者に興味を持ったり、ヒカルの碁をみて囲碁に興味を持ったり。デスノートで警察に、火ノ丸相撲で相撲に。ヒロアカをみてアメコミに興味を持ったりもあるだろう。ラブコメみて女の子に興味を持ったり。
今はもう少年以外も読んでる雑誌だと思うけど、少年のための入り口になっている漫画と考えれば、ジャンプの少年性はずっと変わらないのかな。