ソーシャルブックマークというサービスのソーシャルさを感じる時
様々なタイミングで感じています。昨日の記事に書いたような多様な記事が上がっていることなども1つです。それとは別に最近感じたのは、Brexitのタイミングで「政治と経済」カテゴリのブックマーク数が増え、「政治と経済」カテゴリのPVが増えたことです。これは当たり前なことに感じられると思いますし、なんら不思議なことではないとおもいます。
でも、このPV増加やブックマーク数増加には血が通っているなと感じたのです。1つの背景としては、自分自身は政治と経済カテゴリがすごい好きで毎日見ているのですが、やはりその日は見る頻度が増えましたし、ブックマークする記事も増えたとおもいます。自分自身のユーザー行動がそのまま、多くのユーザーの行動として現れているのを見て、数字では見えない血の通ったユーザーというのを実感できたのだとおもいます。
ソーシャルはBrexitで改めて感じたというだけで、自分自身の実感としては常に意識していることです。ソーシャルとコミュニティは近いように見えて、違う軸の別物の話として個人的には解釈して今明日。コミュニティは、ユーザーが参加することとそれに一定のロイヤリティが発生している対象です。なので、ユーザーコミュニティという時は一定のユーザーが特定の対象(コミュニティ)に参加しているという状態を指していると考えています。そのため、学校や会社といった組織のようなもので、その組織を作ること、それを育て面白くしていくことをユーザーと共に考えていくということが期待されているとおもいますし、そういうことをすることが楽しさの1つです。
一方でソーシャルというのは、「個人・的な活動が社会・的なものから影響を受けること」または「社会・的な活動が、無数の個人・的の活動によって動かされること」を指していると思っています。なので、ソーシャル性をもつサービスは、社会の動きに敏感に反応するし、大きなソーシャルサービスは社会の動きを変革する力を持つようになると考えています(アラブの春、保育園落ちた日本死ねなど)。Brexitで数字が変化するのはまさに、はてなブックマークがソーシャルなサービスだからです。そこに、社会と向き合うそれぞれの個人がいるからです。ソーシャルブックマークを標榜するサービスである以上、ユーザーコミュニティだけではない、広く社会に対する視野をもって運営をしていきたいと改めて感じさせられました。
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